だものでございます。稲葉山(金華山)のあたり一面に降るような蝉の声。その鳴声に促されて麓の寺の梵鐘が今にも音を発しそうな風情をあらわしたものでございます。 …
ここから本文です。 |
だものでございます。稲葉山(金華山)のあたり一面に降るような蝉の声。その鳴声に促されて麓の寺の梵鐘が今にも音を発しそうな風情をあらわしたものでございます。 …
のじゃ。その頃、ここ稲葉山中腹の丸山には、伊奈波神社という神社があった。今からさかのぼること1900年前に、景行天皇によって創建されたと言われる古社である。そし…
ひととき、門人たちと稲葉山の木陰で鵜飼の始まりを待つ席で詠んだものでございます。「長良川で獲れた鮎の酢物は、これまた、たぐいなくおいしいものである。」との意であ…
(織田信長公の父)は稲葉山城を攻め、このあたりも戦場となったが、わしは織田の軍勢を打ち破り、織田方は多くの戦死者を出したのじゃ。後に村人たちが織田方の戦死者を葬…
1567)、信長様が稲葉山城をお攻めになり、この地を岐阜と改め本拠とされました。それにより、わたくしの夫となる山内一豊もこの地に移り、わたくしどもは、運命の出会…
長様から、難攻不落の稲葉山城攻めを命じられたのじゃ。わしは、夜間に岩戸口を登って城内に潜入し、早朝、薪小屋に火を放って、城を攻略、この天狗岩の上から槍先の瓢箪を…