かたびら」この句は、貞享5年(1688)に、わたくしの詠んだ「山陰や身を養はむ瓜ばたけ」の脇句で、わたくしの来岐を勧めてくださった呉服商の安川落梧様が詠まれたも…
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かたびら」この句は、貞享5年(1688)に、わたくしの詠んだ「山陰や身を養はむ瓜ばたけ」の脇句で、わたくしの来岐を勧めてくださった呉服商の安川落梧様が詠まれたも…
り蝉の聲」この句は、貞享5年(1688)の夏、わたくしがここ岐阜の地を訪れた折に詠んだものでございます。稲葉山(金華山)のあたり一面に降るような蝉の声。その鳴声…
瓜ばたけ」この句は、貞享5年(1688)の夏、わたくしの来岐を勧めてくださった呉服商の安川落梧様に案内されて、伊奈波神社に赴いた帰途、浄土院で催された句会で詠ん…
鮎なます」この句は、貞享5年(1688)の夏、わたくしが長良川の鵜飼に招かれた日の夕べのひととき、門人たちと稲葉山の木陰で鵜飼の始まりを待つ席で詠んだものでござ…
先とはむ」この句は、貞享5年(1688)の夏、わたくしが金華山の麓にございました庄屋の松橋喜三郎様の邸宅に、納涼のため訪れたときに詠んだものでございます。天下布…
瓜はたけ」この句は、貞享5年(1688)の夏、わたくしの来岐を勧めてくださった呉服商の安川落梧様に案内されて、ここ伊奈波神社に赴いた帰途、近くの浄土院で催された…
は皆涼し」この句は、貞享5年(1688)の夏、わたくしが、油商の賀島善右衛門様の長良川を臨む水楼に招かれた折に詠んだものでございます。ここは、水楼に吹く涼しい風…
鵜舟かな」この句は、貞享5年(1688)の夏、わたくしはここ長良川で鵜飼を楽しみました。篝火に照らされて浮かび上がる華やかな鵜飼も、鵜舟が流れ去れば、深い闇の世…
る日まで」この句は、貞享5年(1688)の夏、わたくしは、ここ妙照寺の住職であった己百(きはく)様の「しるべして見せばや美濃の田植え歌」という句に誘われて、岐阜…
妙照寺を訪れたのは、貞享5年(1688)の夏のこと。庫裡の座敷に約1ヶ月間滞在し、その間、この地にて数多くの名句を残しております。境内の句碑やその後ろにあるわた…